可部線リポート (Vol.4:可部線廃止から3年〜沿線の変化)

可部線の可部以北廃止後3年が経過しました。
安芸太田町は線路・駅舎を撤去し再開発が本格化しました。
一方、広島市は、06年3月跡地利用に関する計画を発表しましたが、まだ本格的に実行されていません。

1.横川〜可部(JR可部線)
三段峡観光号以来の快速列車の設定として通勤ライナー(広島→可部:快速)が夕方に運転されています。
05年10月から、4両編成の列車については、七軒茶屋駅〜可部駅間において
可部駅寄りの3両のドアしか開かなくなりました。(写真@)
06年7月可部鉄道部が廃止され、広島支社による直轄管理となりました。(写真A)

写真@:七軒茶屋駅以北で3両しかドアが開かない列車(可部駅より広島側を撮影)
写真A:「可部鉄道部」の看板が取り払われた詰所 参考:「可部鉄道部」時代の同所


2.可部〜河戸付近
線路は現存していますが、住民お手製?の「踏切」も所々に用意され、通行の利便が図られています。
06年3月に広島市から、河戸付近までの電化延伸(復活開業)計画が発表されました。
計画の可否に関らず、もうしばらくは、線路が現存するものと思われます。

住民お手製の?踏切 可部駅から河戸駅(三段峡)方面



3.その他広島市域の廃線敷
ほとんどの区間で線路が残されています。
06年3月に広島市から、跡地活用に関する計画が発表されていますが、具体的な見通しは立っていません。
(広島市が発表した計画について)
(安芸飯室駅付近06年4月撮影)

4.安芸太田町域の廃線敷
加計駅車庫線・安野駅構内以外は、線路は、全て撤去されております。
(三段峡駅付近)
@安野駅
05年春の地元イベントに合わせ公園として整備されました。
気動車キハ58も静態保存されています。


A加計駅
旧駅舎・ホームを解体した後に06年春「太田川交流館かけはし」という施設が完成しています。
旅客ホームが僅かに残されています。撤去後の更地は主として駐車場として利用されています。
また、三段峡方には、車庫線が残っており、気動車キハ28がイベント時には動態にて活躍しています。
線路撤去後の更地においても草が生い茂るようになりました。

(イベント時に動態運転される気動車)

B戸河内駅
駅舎・ホームとも解体された後にバス待合室が完成しています。
更地となったホーム跡は、駐車場として利用されています。

C三段峡駅
駅舎・ホームともに解体され、「三段峡交流館」という施設が完成しました。
以前の場所とは若干ずれていますが、レールをモニュメントとして保存しています。

線路を残したモニュメント。駅名版も国鉄時代のものを模したもの(といっても異なりますが)
が設置され、「加計ライオンズクラブ寄贈」と書かれています。
周囲には枕木を用いた遊歩道なども設置されています。

新施設には舞台も用意されています。
また、施設右手の空地はシーズンには臨時駐車場として利用される予定です。


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