可部線ニュース詳細
2005/05/30
太田川流域鉄道再生協会、基金返還へ
可部線再生を目指していた、太田川流域鉄道再生協会は募集していた
「太田川流域鉄道再生基金」返還を決定、再生活動を断念することとなった模様です。
≪詳細≫(太田川流域鉄道再生協会HPより)
                            
                           2005(平成17)年5月25日

太田川流域鉄道再生基金応募者各位

                           太田川流域鉄道再生協会
                             会 長  伊 藤   稔

        鉄 道 再 生 基 金 返 還 の ご 案 内

 青葉が目に眩しい季節となりましたが、如何お過ごしでしょうか。 長期に亘り鉄道再生運動にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、旧JR可部線(可部〜三段峡間)に鉄道を復活させることを目的として、再生基金の募集を開始してから一年有余が過ぎました。最近の鉄道再生運動を取り巻く状況をご報告し、併せて再生基金返還のご案内とさせていただきます。

   【鉄道再生運動を取り巻く最近の状況】
2004年12月:佐々木清蔵安芸太田町長は12月議会に「可部線廃線跡地利活用計画」に従って戸河内駅、三段峡駅の駅舎撤去と、安野駅構内の線路と枕木を撤去する予算案を提出、賛成多数で可決され、直ちに工事が開始された。
2005年3月:佐々木町長は3月議会で「旧可部線の線路と枕木については平成17年度の早い時期に全線撤去工事に入りたい」と答弁、平成17年度予算の中に、可部線廃線跡地の線路と枕木の全線撤去工事費を計上、賛成多数で可決される。
2005年4月8日:再生協会の総会において、安芸太田町議会内で鉄道再生に関心の高い議員に、鉄道再生について意見を求めることに決定する。
2005年4月18日:議員懇談会にて、現状では鉄道再生は極めて困難であり、新たな次元で鉄道を蘇らせる可能性を求めたいとの意見を得た。
2005年5月20日現在:再生基金応募状況は、 1,590件  7,224,000円
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 私たちは、皆様から「鉄道再生基金」をお預かりする際、鉄道再生が不可能であることが明白になった時点で返還することをお約束しています。この間の安芸太田町長及び議会の動きは、完全に可部線再生運動に逆行するものであり、とりわけ3月議会において、全線の線路と枕木の撤去工事予算が成立したことは、鉄道再生が不可能な状況に追い込まれたものと言わざるを得ません。
 皆様におかれましては、行政の理解が得られないという困難な状況の下で、鉄道がこの地に必要なものであることを心から理解されて、貴重な浄財を再生基金にお寄せ頂きましたことに、深く感謝申し上げます。
 再生基金を募集して鉄道を再生するという運動の第一幕はここに閉じますが、時代の流れはより強力な運動の新しい幕開けを待っているものと確信しております。その節は、皆様の更なるご支援ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。
 以上、再生運動を取り巻く現状と再生基金返還のご報告に代えさせていただきます。
                                 

現在、太田川流域鉄道再生協会は、鉄道再生基金受入口座を閉鎖し、
これまでに寄せられた鉄道再生基金の全額返還作業を行なっています。
                               (2005年5月30日)


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●これまでの協会の活動(太田川流域鉄道再生協会HPより)

安芸太田町は駅舎解体工事に続き、線路・枕木の撤去工事を始めました。
これは未来に対する暴挙です


(三段峡駅舎撤去工事・正面より 2005年3月7日撮影)



(三段峡駅舎撤去工事・線路側より 2005年3月7日撮影)



(安野駅ホーム撤去工事 2005年3月6日撮影)



(東光寺前踏切から安野駅に向かって線路・枕木撤去 2005年3月6日撮影)



「三段峡サミット」
(2004年11月7日)が開催されました

可部線再生にエール 鉄道守る例報告
■茨城 沿線で募金 ■存続運動、別会社名乗り 岐阜
 地方鉄道の存廃問題を抱える全国の都市から、存続運動に携わる住民や研究者が集まり、
鉄道再生への打開策を話し合う「三段峡サミット」が7日、安芸太田町戸河内の戸河内ふれあい
センターであり、約80人が参加した。同町もJR可部線廃止後の活性化策に悩んでいる。各地の
報告に参加者はうなずいたり拍手を送ったりしていた。

 基調講演した中川大・京都大学大学院助教授は「これからは地域間競争が激しくなり、鉄道のある
自治体は他との差別化をはかるうえで有利だ」と指摘。「可部〜三段峡の線路やトンネルをもし今、
一から造ったら一千億円以上かかるだろう。それだけの財産を放棄するのはどうか」と線路撤去案に
疑問を示し、「鉄道も学校や図書館と同じ社会資本で、税金の投入は可能だという考え方に国も変わり
つつある。今ががんばりどころだ」と話した。
 続いて茨城、石川、福岡などの全国8都市の市民や鉄道事業者と、研究者の計16人が地方鉄道再生
をテーマに討論。各地の市民がそれぞれの運動の現状を報告した。
 茨城の「鹿島鉄道を守る会」は、沿線の高校の生徒会が合同で「応援団」をつくり、募金集めなどの
活動をしていると報告。路面電車の存続運動をしている「岐阜未来研究団」は、名古屋鉄道が廃止を
表明した後、最近になってフランスの大手交通会社コネックス社が継承に名乗りを上げた例を挙げ、
「あきらめずに運動を続けてよかった」と話した。
 廃止寸前の路面電車を第三セクター「万葉線」として復活させた富山県の大学教授が「可部線も決して
あきらめてはいけないと思います」と発言すると、会場から拍手がわいた。町内の50代の女性は
「新潟の地震で孤立した集落の映像を見ると、中山間地こそ交通手段としての鉄道が必要だと改めて思う。
全国からの励ましをもらい、ありがたいです」と話していた。
                                   (2004年11月8日付 朝日新聞)


可部線(可部−三段峡間)運行再開に向けての路線調査結果につい

                                        太田川鉄道株式会社
                                        平成16年8月30日

 日頃は、可部線再生による太田川流域への鉄道復活に向けて多大なご協力をいただきまして
ありがとうございます。
 復活に向けては各方面においてご支援・ご協力の輪が広がりつつあり、誠にありがたく、
また力強く感じております。

 さて、それらの活動の一環として、この度、専門の鉄道技術者の皆さんが、ボランティアとして
可部−三段峡間46.2kmの全線を、主として踏切を中心として巡回調査してくださいまして、
運行再開に向けて必要な事項を整理下さいました。ご厚意に対しまして心から感謝いたします。

 その結果、路線は良好に保全されており、踏切り整備などの手当てを行なうことによって
運行が十分可能であるとの結論をいただきましたので、皆様にご報告いたします。

 技術的に可能であることがはっきり致しましたので、運行に向けて次のステップに進めていく
予定です。
 今後とも再開までの情報を逐次、提供してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 
1. 調査概要
 ・調査期日    平成16年6月11・12日
 ・調査実施者   11名による。所属等は一切公表いたしません。
 ・調査実施箇所
   可部−三段峡間(46.2km)全区間について立入り禁止区域に配慮しながら踏切を中心とする施設
2. 調査結果
 ・踏切を除く一般部分は運行に支障のない良好な状態に保たれている。
 ・橋梁も運行当時の状況が保たれている。
  ただし、まくら木の一部に交換が必要なものがある。
 ・踏切は道路通行のためにアスファルトで覆うなどの手当てが施されている箇所があり、
  復旧する必要がある。復旧工事が必要な踏切は33箇所。
  それ以外の踏切は簡易な作業で再開することが可能。
 ・信号システムの復旧は、運行形態・運行ダイヤにもよるが、一編成運行の場合には特
  に難しい問題ない状況に思える。ただし、JR可部駅に乗り入れる場合には、別途考慮
  することが必要。
 ・復旧工事費は積算中であるが、一部で懸念されているような膨大な額ではなく、信号
  システムを含めても、JRから交付された地域振興基金の範囲内で十分可能である。
3. 必要作業に関する報告事項
 ・踏切の状況については調査結果に基づいて基本的には原状復帰とする。
 ・レールに関しては、踏切区間でレール撤去を行なった箇所の前後において「ふく進
  (ずれて移動する)」がみられるため遊間整正作業が必要。
 ・橋梁上まくら木交換、パッキン板補修、フックボルト補修が一部必要であるが、連続 
  して不良とならない範囲での補修によって運行が可能。
 ・踏切安全色への塗装や、のり面の雑草木の伐採が必要であるが、特殊な技術は不要
  であり、ボランティアによる作業によって可能。
4. 今後の予定
 技術的には十分可能であるということが専門家の調査によって確認されましたので、
 運行に向けての準備を進めます。
 線路を保有している行政との調整の動向にもよりますが、安芸太田町発足後の早い時期に、
 再運行を実現したいと考えています。



【 第 4 回 鉄 道 再 生 運 動 現 状 報 告会
について 】
日時  4月25日(日)13時〜16時20分
場所  加計町「川・森・文化・交流センター」やまびこホール
主催  太田川流域鉄道再生協会・太田川鉄道株式会社の共催
参加者 77名
プログラム
(1)開会挨拶
(2)会社設立報告
  @代表挨拶 A役員紹介 B概要説明 C質疑応答
(3)事業計画対応報告
  @沿線自治体への説明状況 A計画の詳細説明 B収支計画説明 
  C質疑応答
(4)公開特別委員会報告
  @審議経過 A結果の報告
(5)意見交換
  
@今何が必要か、それをどうするか
感想
 @農繁期、他の行事等重複した為参加者が少なかった。
 A質疑応答は自治体への対応、会社役員等について活発な質疑が
   展開された。
 B全国初めてのマイレール・カンパニーなので、是非とも秋には一番列車を
   走らせたい気持ちを一層強くした。
 ※太田川鉄道株式会社が設立されましたので鉄道再生は会社が中心になります。
  再生協会は、会社と連携をとり、引き続き会社をサポートし鉄道再生のため
  頑張りますのでよろしくお願いします。
「太田川鉄道株式会社」設立について
【会社概要】
社 名  太田川鉄道株式会社  OHTAGAWA RAILWAY COMPANY
所在地  〒731-3501 広島県山県郡加計町大字加計3540番地4
設 立  平成16年4月12日
資本金  10,000,000円
株式数  200株
株主数  18名
【役員】
代表取締役社長     山根弘司
取締役総務企画部長  畑野洋一郎
取締役鉄道部長     西本典普
取締役営業部長     栗栖雅子
監査役           高下務
【経営理念】
@「地域住民と地方鉄道を存続させる考え方に賛同する人々が支える鉄道」という
  考え方を優先させます。
A鉄道経営の基本である安全性の確保を第一に、地域の旅客輸送を将来にわたり
  確保します。
B業務の効率化と組織のスリム化、利用促進策の実施などにより健全な経営を
  目指します。
C住民に身近で、環境に優しい交通機関を目指します。
D地域の振興・都市部との交流に寄与します。
E事業規模の拡大に沿って、誰もがいつでも利用できる鉄道として、住民福祉の
  向上に寄与します。
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                    (2004年4月27日 太田川流域鉄道再生協会)




【 現 状 報 告 会 開 催 】
日時:4月25日(日)午後1時から
場所:加計町「川・森・文化・交流センター」やまびこホール
● 「太田川鉄道株式会社」設立報告・会社概要説明
● 鉄道事業計画詳細報告
● 第2回「加計町議会JR可部線対策調査特別委員会」報告

         太田川流域鉄道再生協会・太田川鉄道株式会社 共催


  太 田 川 鉄 道 株 式 会 社 設 立 】
 お待たせいたしました。4月14日法務局への会社設立登記が無事終了し、
晴れて「太田川鉄道株式会社」が誕生しました。
 会社の設立記念日は4月12日です。
            (2004年4月15日 太田川流域鉄道再生協会 事務局)


踏 切 撤 去 工 事 開 始 】

   (加計駅第一踏切で踏切撤去工事に抗議をする住民たち 3月12日)



【 反 対 署 名 1 3 5 0 人 分 提 出 】
 JR可部線の沿線住民たちが五日、JRと自治体が予定している廃止区間の踏切や線路の
撤去に反対し、千三百五十人の署名を添えて広島市と戸河内、加計町に要望書を提出した。
 住民団体「太田川流域鉄道再生協会」や「新可部線とまちづくり女性会」のメンバーら六人が
市役所を訪れ、都市交通部の担当者に要望書を手渡した。住民たちは「鉄道再生に取り組んで
いるみんなの思いを無駄にしないで」「工事は思いとどまって」などと訴えた。
 市側は「踏切は、道路の安全管理のため撤去が必要。そのほかの跡地の活用策は、まだ
決まっていない」と答えた。
 太田川流域鉄道再生協会の伊藤稔会長(70)は「鉄道再生を望む住民が多いという事実を
行政は受け止めてほしい」と話していた。
 昨年十一月末で廃止された可部(広島市安佐北区)−三段峡(戸河内町)区間には五十ニカ所
の踏切があり、JRは車道部分を中心に撤去する方針。JR広島支社総務企画課は「地元の要望
を受けた撤去で、八日の週にも工事を始め、年度内に終えたい」としている。
                                        (3月6日付 中国新聞 )

【 踏 切 撤 去 工 事 開 始 予 定 】
 昨夕、私達の踏切線路撤去工事への抗議行動を伝える
RCCニュースで、「一番近い撤去工事は3月8日」ということが伝えられたそうです。


【 踏 切 や 線 路 の 撤 去 反 対 訴 え 】
部分廃止されたJR可部線の運行再開を求める沿線住民でつくる「太田川流域鉄道
再生協会」は2日、広島市安佐北区飯室の宇津踏切で、JRや自治体が予定している
廃止区間の踏切や線路の撤去に抗議した。
 会のメンバーら9人が参加。「線路撤去反対」の横断幕を掲げ、伊藤稔会長(70)が
通行する車や付近の住民に、「再生を望む熱意が高まる中、自治体の撤去に対する
判断が先行している。要望書や署名で思いを伝えてほしい」と訴えた。旧加計、戸河内駅
近くでも抗議をした。
                                   (3月3日付 中国新聞 )


                 (加計の踏切で抗議をする住民たち)


【 第 3 回 現 状 報 告 会 】
 太田川流域鉄道再生協会は、以下の内容で第3回現状報告会を
開催しました。


日時:2004年2月29日(日)14:00〜
会場:加計町 川・森・文化・交流センター やまびこホール

2.実施内容
(1)講演「なぜこの地域に鉄道が必要なのか・新しい町づくり」
     大阪南太平洋協会・松村賢治氏
・ スローライフ、スローフードに見られる古くて新しい生き方を中心に、新しい町づくりの
考え方には残された地域財産を上手く活用することが必要。世界中で鉄道の必要性が
見直されており、鉄道は立派な地域財産、これを無くすことは地域の恥である。との
お話しを参加者一同熱心に聞き入っていました。

(2)報告−1 鉄道廃止後の影響について報告と参加者からの意見を聴く
・ 事務局より地域説明会でのアンケート結果のまとめを報告
・ 新可部線・町づくり女性会主催「沿線自治体提出のA4版意見書」から選んだ意見を報告
・ 加計高校生による意見発表:「バスは時間がかかる」「定期券が3倍になった」「鉄道の再生
 がまちどおしい」
・ 高齢者による意見発表:「鉄道がなくなって小学生の孫も困っている」などの意見が注意を
 引いた。

(3)報告−2 行政による廃線跡地計画対応について
・ 踏切の完全撤去、線路、枕木撤去に関わる経緯報告
・ それらに対する運動の内容
・ 請願と陳情の報告:跡地活用には鉄道再生をとの地域請願2件について請願、陳情代表者
 の発言。1件の請願は筒賀村からのもので鉄道再生に関しては筒賀から初めての主体行動
・ 会場からの意見:広島市民、町民、個人として参加していた報道関係者などからの支援意見
 が出された。

(4)報告−3 鉄道再生事業計画の説明
運行にあたる会社の名称を 太田川鉄道株式会社とする。
@概略
2004年4月1日 会社設立
自治体と協力しながら地上設備の整備・運行体制の確立
2004年8月上旬 試運転の開始
2004年9月1日 観光鉄道運行開始・秋の観光シーズン
2004年11月末  秋の運行終了
冬休み・春休み・週末等に運行
2005年3月31日初年度終了

2005年4月1日 創立記念日
引き続き春休み・夏休み・週末等に運行
2005年9月1日 秋の観光シーズン
冬休み・春休み・夏休み・週末等に運行
2006年3月地域運行のスタート

A運行開始までの流れ
自治体・協力企業等との調整
   ↓
4/1 会社設立
・ 免許・許認可の申請
・ 路盤の点検・補修
・ 運行車両の確保
・ 社員の研修
・ 安全な運行システムの構築
・ 運行ダイヤ・日程の決定
・ 自治体・協力企業等との調整
・ 情宣・営業活動
・ その他営業に必要な各種準備

8/上旬 試運転開始
・ 乗務員の訓練運転
・ 安全な運行システムの最終チェック
・ 最終的な運行準備

9/1観光鉄道運行開始

B観光鉄道の営業形態
ア) 運行日程
 観光シーズン・春/夏/冬休みは毎日
 それ以外は週末や団体予約の日のみ運行
 2004/9/1〜2005/3/31=延べ140日間439便
  利用予測人数:約47000人
 2005/4/1〜2006/3/31=延べ240日間719便
  利用予測人数:約70000人
イ) 運行ダイヤ(案)
※観光需要のある駅を中心に快速列車として運転する
※停車駅は季節や観光客の動向によって柔軟に対応する
平日:1往復
 可部9:30→10:46三段峡15:11→可部16:25
土曜:2.5往復
 可部9:00→10:16三段峡10:21→可部11:35
 可部12:45→14:01三段峡14:31→可部15:45
 可部15:50→17:06三段峡
休日:2往復
 可部9:30→10:46三段峡10:51→可部12:05
 可部13:10→14:26三段峡15:11→可部16:25
ウ) 運賃
観光に特化した鉄道でありJRの1.5倍程度に設定。また編成の約半数に
指定席(500円)を設ける。

C地域輸送と観光鉄道の両立
観光輸送の状況を見ながら出来るだけ早く地域輸送を開始する。
ア) 運行形態
三段峡地区からも広島方面へ通勤・通学可能なダイヤ
・ 早朝便の復活
・ 夜間便の増強
安芸飯室以南は区間便増強
イ) 運転本数(案)
可部−加計間: 10.5往復
加計−三段峡間:9往復
他に可部−安芸飯室間に区間便5.5往復設定
観光シーズン・春/夏/冬休み等は臨時列車を増発する
(回送やそれに準ずる列車は含まず)
ウ) 運賃
地域輸送開始時にはJR時代の1.1〜1.3倍程度に値下げする

C−2地域輸送ダイヤ(案)
主なダイヤ(いずれも各駅停車)
朝の上り
加計5:00→可部5:57(土曜・休日運休)
安芸飯室6:22→可部6:41(土曜・休日運休)
三段峡5:30→加計6:03→可部7:00(土曜・休日は加計始発)
三段峡6:18→加計6:44→可部7:44(土曜・休日は加計始発)
安芸飯室8:10→可部8:29
三段峡7:40→加計8:07→可部9:06
三段峡9:00→加計9:24

夕方の下り
可部16:50→三段峡18:24
可部17:30→安芸飯室17:49
可部18:14→三段峡19:45
可部18:55→安芸飯室19:14(土曜・休日運休)
可部19:33→三段峡21:02
可部20:14→安芸飯室20:33(土曜・休日運休)
可部20:53→三段峡22:22(土曜・休日は加計止め)
可部22:00→加計22:56
可部22:40→加計23:36(土曜・休日運休)

(4)基金関係
・ 現在実績報告 738件 310万8000円(2004/2/27現在)
・ 報告と依頼−個人による郵便振込みに難点があるため、基金の安全と信頼が
 損なわれない方法であれば地域あるいは団体のやり方に任せることを表明して
 基金増強について意識付けた。

【 大 会 ア ピ ー ル 】
(1)私たち沿線住民は、鉄道再生に向けて更なる努力を継続します。
(2)私たち沿線住民は、鉄道再生の運営母体が提案する鉄道再生事業計画を支え、
   沿線自治体の協力を得るため最善の努力を行ないます。
(3)私たち沿線住民は、沿線自治体との一体感を損なわず、地域の将来を大切に
   思う心を分かち合います。
以上の大会アピールが満場の拍手で採択されました。

【 現 状 報 告 会 】

 ●可部線廃止後の影響は?
 ●踏切・線路は?
 ●再生計画は?

太田川流域鉄道再生協会は、昨年11月の2回の現状報告会に続き
下記の日程で第3回現状報告会を開催します。

日時:2月29日(日)午後2時から
場所:加計町「川・森・文化・交流センター」やまびこホール
加計町津浪在住の大阪南太平洋協会代表・松村賢治さんの講演も予定しています

【 抗 議 文 提 出 】
 太田川流域鉄道再生協会では、踏切施設・線路・枕木を撤去しようとしている沿線自治体の
首長に対して下記の抗議文を提出しました。
-------------------------------------------------------------------------
 各自治体首長様                        平成16年2月4日

                                太田川流域鉄道再生協会
                                  会長 伊藤 稔

                抗   議

 可部線廃止後、沿線住民の鉄道復活の声はますます大きくなっています。私達運動団体は、
鉄道復活の声に応え、可部線廃止直後から鉄道再生基金の募集・住民主体の運営母体設立
事業計画の策定など、再生準備作業を粛々と進めています。
 この様な背景があるにもかかわらず、運動団体が沿線自治体に提出しようとしていた住民主体の
鉄道事業再生計画が全く吟味される機会を得ないまま、廃線跡地に残存する鉄道施設への一方的
な対応方針が決められた事は、住民にとってまことに遺憾であり容認出来るものではありません。
 私達住民は、沿線自治体が決めた踏み切り施設の完全撤去と線路・枕木の撤去については、
住民意向を無視する行政判断であると断定し、その施行については断固抗議いたします。


抗議 1
 3月から踏切施設を完全撤去するという行政判断は撤回して下さい。
抗議 2
 4月から線路と枕木を撤去するという行政判断は撤回して下さい。
 
                                                 以上
-------------------------------------------------------------------------
                         (2004年1月31日 太田川流域鉄道再生協会 事務局)


【 地 域 説 明 会 開 催 】
 太田川流域鉄道再生協会が進めている鉄道再生プロジェクトの説明と、住民の皆さんの意見を
お聞きするために、下記の日程で地域説明会を開催します。
●1月31日(土)柴木ふれあいプラザ   ●2月 1日(日)戸河内町民センター
●2月 2日(月)筒賀社会福祉センター  ●2月 3日(火)上殿コミニュティーセンター
●2月 4日(水)殿賀小学校食堂      ※坪野集会所は会場都合により日程変更になりました
●2月 6日(金)浄善集会所        ●2月 7日(土)上山集会所
●2月 8日(日)中央集会所        ●2月 9日(月)香南文化センター
●2月10日(火)香草集会所        ●2月11日(水)船来集会所
●2月12日(木)鮎ヶ平集会所       ●2月13日(金)タレソツ集会所
開催時間は、どこの会場も午後7時〜午後9時です。

                         (2004年1月31日 太田川流域鉄道再生協会 事務局)

【 F A X 導 入 】
 
再生協会事務所にFAXが入りました。メールでの通信以外にも直接文章や図面等のやりとりが
可能となりました。
 鉄道復活のために、無償譲渡されたものです。ご協力ありがとうございます。
●FAX番号は、0826−25−0675 (電話と共通です)

                         (2004年1月24日 太田川流域鉄道再生協会 事務局)


【 事 務 所 開 き 】
 太田川流域鉄道再生協会は、1月21日(水)午後2時から広島県山県郡加計町加計3540−4
の再生協会事務所において事務所開きを行いました。
 当日は大変寒く時折雪が降るという悪天候でしたが、協会関係者をはじめ地元地域の方たちに
大勢お集まりいただきました。
 はじめに再生協会の伊藤会長が「大変厳しい状況ではありますが、沿線住民が主体となって
鉄道事業体を立ち上げていくことを決意しました。今日は新しい鉄道再生運動出発の日です。
住民の皆さんと手を携えて頑張りますから、よろしくお願いいたします」と挨拶しました。
 そのあと、看板を架け、コーヒーやお茶で乾杯し、会場を近くの集会所に移して「太田川流域に
鉄道を再生するための計画概要」を発表しました。

●太田川流域鉄道再生協会 事務所
 〒731‐3501
 広島県山県郡加計町加計3540−4 (広島銀行加計支店から道路をはさんだ二軒隣り)
 電話 0826−25−0675(FAXは未設置)←(1月24日、FAXが入りました)

                        (2004年1月22日 太田川流域鉄道再生協会 事務局)

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