可部線ニュース

ここでは、可部線(特に廃線区間)に関するニュースを随時掲載します。
2004年1月〜
廃止までの内容は→こちらから(中国新聞の可部線ページ)

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2007/3/27
イコカ対応改札機報道公開

 JR西日本広島支社は26日、今夏をめどに広島、岡山両支社の135駅をエリアに導入する前払い式ICカード「ICOCA(イコカ)」対応の自動改札機を公開した。4月14日に広島駅北口に第1機を導入。広島支社74駅、岡山支社61駅に順次導入し、イコカの今夏の利用開始に備える。新たに導入される自動改札機は、有人駅用と無人駅用の2種類があり、イコカを改札機にかざすと自動的に運賃が精算できる。

【写真説明】公開されたICカード「イコカ」対応の自動改札機

2007/2/8
JR西:広島地区の交通機関でIcocaが利用可能に(JR西日本)
JR西日本では、ICカード乗車券「ICOCA」のサービスを、平成19年夏以降に
広島・岡山エリアで開始することをめざして準備を進めておりますが、平成19年度に
ICカードの導入を計画している広島地区の交通事業者でも「ICOCA」が
ご利用いただけるサービスを実施できるよう準備を進めます。
≪概要≫
・ICOCAの「ストアードフェア(SF)機能」で、広島地区交通事業者のICカードサービスをご利用いただけるようになります。
・広島地区のバス、電車、新交通システム、船舶などでご利用いただけるようになります。
※なお、広島地区交通事業者が発行するICカードでは、JR西日本のICOCAご利用エリアはご利用いただけません。
※現在ICOCAがご利用できるエリアにつきましては、別紙をご参照ください。

詳細ページ≫(JR西日本)


2007/1/25
岡山・広島・福岡地区への「遺失物管理システム」の導入
 駅・車内でのお忘れ物に関するお問い合わせに対して、より迅速にお応えするため、京阪神地区に平成17年7月1日より「遺失物管理システム」を導入しましたが、今回、平成19年2月1日より、岡山・広島・福岡地区にも遺失物管理システムを導入いたします。
 あわせて、岡山・福山・広島・新山口の各駅に「忘れ物センター」を設置します。
≪概要≫
 これまで、お客様からお忘れ物の捜索依頼があった際、その都度、関係各箇所へ電話やFAXといった手段で捜索を行っていましたので、捜索に時間がかかる場合がありました。
 システムを導入することにより、お客様に対してより迅速にお忘れ物の捜索が可能となることから、お問い合わせに対するお待たせ時間の短縮が図られ、スピーディにご案内できるようになりました。


詳細ページ≫(JR西日本)


2006/12/22
平成19年春ダイヤ改正(JR西日本)
JR西日本では、JRグループのダイヤ改正に合わせ、
平成19年3月18日(日)に在来線を中心としたダイヤ改正を実施します。

広島地区では、主に
T 快速列車の停車駅見直し
1. 山陽本線「通勤ライナー」朝夕2往復海田市駅停車
2. 山陽本線岩国〜徳山駅間の運転間隔を見直し
U その他
○ 接続改善を実施
を実施します。

≪詳細ページ≫
JR西日本ニュースリリース
広島地区詳細(PDF・JR西日本)

2006/11/27
河戸:電化延伸求めてパレード(中国新聞)

 広島市安佐北区亀山のJR可部線旧河戸駅周辺の住民たちが26日、可部駅から旧河戸駅まで電化延伸を要望してみこしパレードをした。同区間は2003年の部分廃止で廃線になったが、延伸は1956年の河戸駅開業以来の悲願。鉄道の1区間復活につながる電化延伸へ気勢を上げた。JRは、市との鉄道敷無償譲渡の協定で「市から電化延伸の協議があれば応じる」としている。財源確保や地元の利用促進策が課題だ。
詳細ページ(中国新聞)


2006/10/
廃線から3年・・・沿線の変化(可部線リポートC)
2003年11月をもって営業廃止した可部線の可部〜三段峡。
廃止から3年が経過し、跡地活用が一部で開始された。
本特集では、廃線後の沿線の変化をまとめている。
詳細ページ


2006/5/24

岡山・広島エリアへICカード乗車券「ICOCA」を導入(JR西日本)

平成15年11月より近畿圏エリア(アーバンネットワーク)でサービスを開始し、
ご好評をいただいているICカード乗車券「ICOCA」 を、このたび、岡山・広島エリアに新たに導入します。
 エリア内の各駅に、きっぷやICOCAを読み取る自動改札機を設置します。
平成19年夏以降に県内では可部線(全線),山陽本線(県内全線),呉線(全線),芸備線(一部)などでサービス開始予定。
詳細ページ

2006/5/3
太田川交流館完成イベント:加計駅
安芸太田町が、可部線撤去工事に伴い建設してきた太田川交流館が旧加計駅跡地に完成しました。
お披露目イベントは、5/3に実施され、あわせて気動車の公開も実施されました。
詳細ページ

2006/4/5
太田川交流館が完成 安芸太田
都市農村交流を進める施設「太田川交流館かけはし」の完成式が四日、広島県安芸太田町の旧可部線加計駅の跡地であった。アユ釣りなどの技を持つ町民を「交流マイスター」として登録する太田川清流塾の拠点となり、体験講座などを通じ流域全体の魅力アップに努める。
詳細ページ
06/3
広島市 可部線跡地活用プランを発表
広島市は、この度可部線廃線区間の跡地活用計画を発表しました。
詳細ページ
06/2
広島圏自動改札導入

JR西日本は、広島都市圏を中心とする在来線の約七十駅に、来春をめどに自動改札機とICカードシステムを導入する方針を固めた。投資額は三十数億円。完成後は切符の磁気化で改札口が効率化され、ICカード利用者は、カードを自動改札機にかざすだけでスピーディーに乗降できるようになる。
 導入されるのは、関西圏に次いでJRの在来線が多い「広島シティネットワーク」内の五十五駅とその周辺部。
詳細ページ(中国新聞)


06/1
加計駅再開発について
去年夏に取り壊された加計駅の再開発について、
安芸太田町広報にて整備中の地域体験交流館(仮称)の完成予想図が公開されました。

詳細ページ



05/11/12・13・19・20
加計にて保存気動車が一般公開
加計駅横「加計第2踏切」付近にて、安芸太田町が保存している気動車が
11/12・13・19・20に開催の地元イベントにあわせて活動団体「キハ28保存会」の活動のもと
一般公開されました。
詳細ページへ(写真が多用されているため表示に時間がかかる場合があります)

05/11/7
旧可部線に夢トロッコ

広島県安芸太田町のJR可部線旧安野駅で六日、竹原市の荘野小児童のトロッコ列車を走らせる夢が実現した。一〜六年生約百三十人と、地元の修道小の二十九人が、色紙で飾った手作りの客車「荘野号」などに乗って山あいの廃線敷を往復した。

 旧駅周辺の住民でつくる「安野花の駅公園」運営委員会の気動車に、青と白色の荘野号と地元のトロッコ「さくら号」を連結。夢を提案した荘野小六年森川侑太君(12)の「出発進行」の掛け声で発車し、約二百五十メートルをゆっくり走った。 (中国新聞)
詳細ページ(中国新聞HP)


05/10/1
10月1日ダイヤ改正について
JR西日本広島支社では、平成17年10月1日(土)にダイヤ改正を行います。
可部線において一部の列車について、停車時分の見直しが行われます。
また、4両編成で運転する電車は七軒茶屋駅〜可部駅間で安全確保のため
広島駅寄りの車両のドアを全て締め切って運転をいたします。
お知らせ

また、可部線関連で下記の企画乗車券が発売されます。
・「どっちもきっぷ」期間限定発売
発売期間:平成17年8月17日〜11月11日
利用期間:同年9月1日〜11月30日の平日
  (この期間の月単位にて発売されます。)
発売額:1ヶ月分7000円(月単位で有効)
発売箇所:広島地区の主な駅
利用できる区間:下記の区間が乗り放題です。
梅林 下深川




横川 山陽本線 広島
→詳しくは設定区間の駅へ・・・

(JR西日本 広島支社)



05/8
安芸太田町、旧可部線の線路撤去を開始。
安芸太田町は一部駅舎の撤去を行っていましたが、今月からは線路部分の撤去も開始する模様です。
安芸太田町広報より

レール・枕木については、8月から撤去作業に入り、年度末までに終了する予定です。
跡地利用については、安野・加計間を18年度から、加計・三段峡間を
19年度から、それぞれ5年間で国の補助を受けて整備する予定です。
そのための協議を進めてまいります。

お寄せいただいた情報
1.加計、香草、津浪、上殿、土居各駅の駅舎&ホーム撤去
2.全線のレールと枕木の撤去(2005/8〜2005年度末)
3.国道191号の宇佐ガード(安野〜水内間)と坪野ガード(坪野〜田之尻間)の撤去
4.津浪駅跡地にミニ道の駅を整備
5.三段峡駅跡と加計駅跡に地域交流施設(バスターミナル等)を整備
6.跡地利用については、安野〜加計間を平成18年度から、
加計〜三段峡間を平成19年度から、それぞれ5年間で整備する予定
≪詳細≫
9月25日の状況(安芸太田町を中心に)


05/07/08
JR可部線で人身事故 (RCC NEWSより)
広島市安佐北区のJR可部線で、女性が列車にはねられ死亡しました。事故を目撃した乗客ら
17人が気分が悪くなるなどして病院に運ばれました。

 けさ7時40分ごろ、広島市安佐北区可部南のJR可部線で線路内に入ってきた女性が下り列車にはねられ死亡しました。
 列車の乗客にケガはありませんでしたが、事故を目撃した乗客ら17人が気分が悪くなるなどして病院に運ばれました。
 この事故で、可部線の可部ー梅林間がおよそ1時間にわたって運転を見合わせ上下線8本が運休、通勤客ら3500人に影響がでました。
 現場には踏切はありませんが、地元の住民が普段生活道路として使っていました。現場近くで先月29日にも女性が列車にはねられ死亡しています。
ニュース元
2005/05/30
太田川流域鉄道再生協会、基金返還へ
可部線再生を目指していた、太田川流域鉄道再生協会は募集していた
「太田川流域鉄道再生基金」返還を決定、再生活動を断念することとなった模様です。
詳しくはこちら
可部線リポートVol2
2005年4月に取材した加計駅についての特集です。
こちらからご覧ください。


2005/05/19
可部線線路内に連続で置き自転車(中国新聞)

広島市のJR可部線で線路に自転車や石が相次いで置かれた事件で、広島北署は十七日午後八時四十分ごろ、線路に自転車を置こうとしたとして同市安佐南区祇園七丁目、無職山川幸男容疑者(25)を往来危険の疑いで現行犯逮捕した。

山川容疑者は、今月、安佐南区の可部線であった四件の自転車放置についても容疑を認め「尼崎市で起きたJR福知山線の脱線事故のニュースを見て、自分がやったらどうなるかニュースで反応を見るのが楽しかった」と供述しているという。
調べでは、山川容疑者は同時刻ごろ、祇園七丁目の駐車場に止めてあった自転車を盗んで、近くの可部線下祇園―古市橋間の線路上に置いた疑い。張り込んでいた北署員が逮捕した。

北署によると、山川容疑者が盗んだ別の自転車で乗り付け、靴を脱ぎ、手袋をして、駐車場の自転車を線路まで運んでいたという。北署は同日夜、JRや住民らと協力し、五十人態勢で警戒に当たっていた。


可部線で発生した置き自転車事件一覧
(いずれも2005年5月)
2005/4/3
「安野花祭り」開催
4/3(日)に旧安野駅周辺で地元主催の「安野花祭り」が開催されました。
これにあわせて安野駅周辺は集会所を併設する公園として整備されました。
当日は、様々な催しがあり、保存車両内にも立ち入りができたようです。
詳細ページ(リンク)
≪関連ページ≫
安野 花の駅公園(安野駅の公園化工事の紹介)


2005/3
安芸太田町、駅の取り壊しを開始
安野駅と、三段峡駅について取り壊し工事が開始されていることが解りました。
安野駅は、線路・駅舎・車両を一部活用した形の公園として整備される計画で
三段峡駅では、駅舎の取り壊しが開始された模様。
≪関連ページ≫
太田川流域鉄道NEWS(安野、三段峡駅の模様)

安野 花の駅公園(安野駅の公園化工事の紹介)

2005/1
可部線リポート1
今月可部〜河戸の現状を撮影しました。→詳細ページ

2004/12/
どうなる?安野の猫たち

広島県安芸太田町穴のJR可部線旧安野駅にすむ猫の引き取り手を、猫好きな広島市民が探している。「ガーデニング体験公園」への改修工事が始まるためで、ホームページ(HP)を作って呼び掛けている。

 駅には、十匹程度がすみ、人が現れると一斉に集まる。じゃれ合ったりひなたぼっこをしたりして愛嬌(あいきょう)を振りまく。三年ほど前から七、八匹が「猫の駅長」と呼ばれて人気が高まった。

 「安野ならかわいがってもらえる」と捨てにくるケースもあり、数が増えたという。

 今月中に駅舎の改修工事が始まるのを知った市民三人が、駅に張り紙をして飼える人を募り始めた。HPでも「駅長さんを助けて」と呼び掛けている。HPを見た広島市中区の会社員林哲也さん(36)は「今は四匹を飼っているが、協力したい」として一匹を引き取った。

 張り紙をした安佐北区亀山南、主婦武田和子さん(45)は「皆さんの力を借りたい。安易に猫を捨てるのも問題で、命を大切に責任を持って飼ってほしい」と訴えている。武田さんTEL080(3882)1593。
(中国新聞)
≪関連サイト≫
猫の駅長さんを助けてください

2004/12/2
鉄道再生会社解散。新たな模索
本年4月に発足した、「大田川鉄道株式会社」が解散し「太田川鉄道有限会社」として本日発足した。

2004/11/5
鉄道会社の存続か解散か?揺らぐ鉄道再生
本年4月に発足した、「大田川鉄道」が存続か解散かを検討している。
会社では、株主総会を開き最終決定をする予定である。
≪詳しくは、こちら(大田川鉄道HP)をごらんください。≫
2004/10/25
第1回安芸太田町長選挙
広島県安芸太田町の初めての町長選は二十四日投開票され、無所属新人の佐々木清蔵さん(59)が、同加計正弘さん(64)と同山根弘司さん(59)を破り、初代の町長に決まった。

佐々木さんは、元加計町長を四期十三年務めた実績をアピール。「新町の建設計画を着実に実施し、住みよい町にしたい」と訴え、地元をはじめ、戸河内、筒賀両地区でも支持を集めた。

 加計さんは町議の一部の支援を受け、観光振興や雇用創出などを訴えたが及ばなかった。山根さんは部分廃止されたJR可部線の再生を強調したが、浸透できなかった。

 当日有権者数は七千四百三十六人。投票率は82・48%。

町長選最終結果
3,027   佐々木清蔵59   無新
  2,404   加計 正弘64   無新
    659   山根 弘司59   無新
 佐々木清蔵(ささき・せいぞう) 国会議員の秘書を通算11年間務めた後、91年に加計町長に初当選。連続4期13年務めた。社会福祉法人芸北福祉会理事長。加計。中央大法学部卒。

(中国新聞)

2004年8月
再生協会本年9月の運行再開を断念
その理由・今の現状などは、大田川鉄道株式会社のHPをご覧ください。

2004年8月
広島〜可部に快速登場
JR西日本は、本年秋改正で可部線広島〜可部に夕方の時間帯に快速列車を
運行すると発表した。
停車駅は、広島から横川・安芸長束・下祇園・大町・緑井・可部で
従来の各駅停車より全区間で8分の短縮になるという。
設定本数は、広島→可部に3本となる予定。
詳しくは、こちら


2004年4月14日
大田川流域鉄道株式会社発足
JR可部線の部分廃止区間の運行再開を目指す沿線住民たちでつくる「太田川流域鉄道再生協会」(伊藤稔会長)は
会社登記が12日に完了し、運行主体となる株式会社を14日に設立した。

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2004年3月31日中国新聞より
可部線再生、沿線住民が株式会社を4月設立

JR可部線の部分廃止区間の運行再開を目指す沿線住民たちでつくる「太田川流域鉄道再生協会」(伊藤稔会長)は三十日、運行主体となる株式会社を四月上旬に設立すると発表した。鉄道事業の免許取得の手続きを進め、九月に運行を再開する、としている。

 「太田川鉄道株式会社」で資本金一千万円。協会メンバーたち十八人が五万円から二百万円ずつ出資した。設立後は、観光を目的とした特定目的鉄道事業の免許を国に申請。八月の取得を見込んでいる。

 区間は可部(広島市安佐北区)〜旧三段峡(戸河内町)で各駅を一日二往復、急行一往復を運行。運賃はJR時に比べ一・五倍に設定し、九月から翌年三月までで約八千五百万円の収入を見込み、経費などを除いて三百万円の黒字を予定する。

 この日、協会は事業計画などの資料を広島市と加計、湯来、戸河内町、筒賀村に提出。今後は、JRから無償で譲渡された廃線敷の貸与について交渉する。

 会見した山根弘司事務局長は「廃線敷の活用と、鉄道の再開とで手法は違うが、地域の活性化を願う気持ちは同じ。最後は、自治体の判断に任せたい」と話していた。



こちらでも同ニュースの記事(多少これとは異なります)とニュース映像がご覧いただけます。―RCC(中国放送)≫

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【踏切撤去開始】〜2004年3月
3月に入りJRが予定していた、可部線廃止区間の踏切撤去が始まった。
山県郡加計町内の踏切では12日に撤去工事が開始され
同日、鉄道再生を行っている「大田川流域鉄道再生協会」のメンバーや地域住民らがこれに強く抗議した。

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2004年3月6日−中国新聞より
【 反 対 署 名 1 3 5 0 人 分 提 出 】
JR可部線の沿線住民たちが五日、JRと自治体が予定している廃止区間の踏切や線路の撤去に反対し、千三百五十人の署名を添えて広島市と戸河内、加計町に要望書を提出した。
 住民団体「太田川流域鉄道再生協会」や「新可部線とまちづくり女性会」のメンバーら六人が市役所を訪れ、都市交通部の担当者に要望書を手渡した。住民たちは「鉄道再生に取り組んでいるみんなの思いを無駄にしないで」「工事は思いとどまって」などと訴えた。
 市側は「踏切は、道路の安全管理のため撤去が必要。そのほかの跡地の活用策は、まだ
決まっていない」と答えた。
 太田川流域鉄道再生協会の伊藤稔会長(70)は「鉄道再生を望む住民が多いという事実を
行政は受け止めてほしい」と話していた。
 昨年十一月末で廃止された可部(広島市安佐北区)−三段峡(戸河内町)区間には五十ニカ所
の踏切があり、JRは車道部分を中心に撤去する方針。JR広島支社総務企画課は「地元の要望を受けた撤去で、八日の週にも工事を始め、年度内に終えたい」としている。

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2004年3月3日−中国新聞より
【 踏 切 や 線 路 の 撤 去 反 対 訴 え 】
部分廃止されたJR可部線の運行再開を求める沿線住民でつくる「太田川流域鉄道
再生協会」は2日、広島市安佐北区飯室の宇津踏切で、JRや自治体が予定している廃止区間の踏切や線路の撤去に抗議した。会のメンバーら9人が参加。「線路撤去反対」の横断幕を掲げ、伊藤稔会長(70)が通行する車や付近の住民に、「再生を望む熱意が高まる中、自治体の撤去に対する判断が先行している。要望書や署名で思いを伝えてほしい」と訴えた。旧加計、戸河内駅近くでも抗議をした。


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2004年2月5日−毎日新聞広島より
可部線の線路撤去方針、撤回を 住民団体が4町村に抗議 /広島
昨年11月末に廃線となったJR可部線の可部―三段峡間(46・2キロ)の踏切や線路、枕木を撤去する話が進んでいるとして、同区間の鉄道復活を目指す地元住民グループ「太田川流域鉄道再生協会」は4日、沿線4町村(加計町、戸河内町、筒賀村、湯来町)に方針撤回を求める抗議文を提出した。
 同協会によると、JR西日本が3月に、踏切施設の撤去を計画。廃止区間のうち沿線4町村の28・1キロの線路と枕木についても、無償撤去を申し出た業者がいるという。業者は4月から作業を始め、撤去した線路と枕木を4町村から譲り受けたい意向という。
 同協会の伊藤稔会長らは同日午後、中区の県庁で記者会見。経済産業省のデータから試算すると、線路と枕木だけで約3億2000万円の市場価値があるという。
 伊藤会長は「廃線後、可部線の施設はJRから沿線市町村に譲渡され、自治体と住民のものになった。その財産の撤去について、行政は住民に十分に説明していない。運動もギブアップしていないのに、線路をはぐのは、住民の感情を逆なでするものだ」と話している。
 同協会は、今年9月〜11月の3カ月間に限った観光鉄道復活を目指し、4月に会社を設立、1億円を目標とする募金活動を5月末まで続ける。


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2004年2月3日−読売新聞広島より
可部線レール 春にも撤去 沿線の4町村
 
昨年十一月末で廃止されたJR可部線の可部(広島市安佐北区)―三段峡(戸河内町)間四十六・二キロのうち、広島市を除く沿線の戸河内、加計、湯来町と筒賀村は二日までに、町村内のレール約三十キロを今春にも撤去する方針を固めた。鉄道復活を目指し、募金活動などをしている「太田川流域鉄道再生協会」(伊藤稔会長)は「唐突すぎる」と反発、加計町に三日、撤回を求める意見書を出す。

 島根県の業者が昨年末、無償で撤去工事をする代わりにレールや枕木を譲ってほしいと沿線自治体に打診したのを受け、湯来町を除く三町村長が一月中旬に協議し▽鉄道復活は考えない▽レールは撤去する――で合意。湯来町も賛成した。

 四町村は「現時点では業者に任せるのが費用面でも最良の選択」とし、業者と契約後、早ければ四月にも工事を始めたいとしている。
 一報、伊藤会長は「多くの住民が鉄道復活に向けて運動している中、突然線路をはがすとの通告は納得できない」と批判している。

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2004年1月22日−読売新聞広島より
大田川流域鉄道再生協会の事務所開設


昨年十一月末で廃止されたJR可部線可部―三段峡間に鉄道を復活させようと活動する住民団体「太田川流域鉄道再生協会」(伊藤稔会長)は1月21日、今年から9〜11月に観光列車を走らせる計画を発表した。4月1日までに運営会社を作って中国運輸局に鉄道事業の認可申請をする予定で、同協会は「将来は常時運行を目指す」という。

 計画では、三段峡(戸河内町)の紅葉と沿線の神楽大会に合わせ、同区間に四両編成(二百人乗り)を一日三往復半運行。鉄道会社からディーゼル車両を購入する予定で、運行費用の約一億円は全国の広島県人会や企業から寄付を募る。

 同協会は、三セクでの復活運動をしていた住民団体「可部線再生運動団体合同会議」が、自治体の協力を得られず三セクをあきらめた後、名称を変更して1月21日に発足。伊藤会長は「廃止によって仕事を辞めた人や転居した人もいる。住民の熱意があれば、鉄道は復活できる」と話していた。

 同局によると、鉄道事業認可には安定運営ができる事業計画や施設維持計画、事故時に補償ができる資金などが必要で「申請時には数億円はいる」という。

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